’07参院選 選風 ネットカフェ難民 1畳の暮らし 1票遠く

スポンサーリンク

’07参院選 選風 ネットカフェ難民 1畳の暮らし 1票遠く」と、6月30日付・東京新聞夕刊が報じた。

 今月下旬の夜、ネオンが輝く東京・新宿の歌舞伎町の一角。24時間営業の「ネットカフェ」に出入りする人に、背広姿のグループがビラを手渡していた。

 「何か困ったことはありませんか」

 パソコンがある個室などで、飲食をしながらインターネットをしたり、漫画や雑誌を読んだりできるネットカフェ。ソファで寝ているのは、遊び疲れて始発電車を待つ若者だけでなく、生活の拠点を失った30代以上の中高年も多い。グループは、そうした人たちの困りごと相談に乗る弁護士や司法書士たちだ。

 「ここで寝泊まりする人も広い意味でのホームレスなんです」。ホームレス総合相談ネットワークのメンバーで司法書士の後閑(ごかん)一博さん(45)は言った。

 こんなことは「ネットカフェ難民・ワーキングプア・ホームレス」で、俺がもう大むかしからいってきたじゃねぇか。ネットカフェに泊まっていようと日雇い派遣だろうと、広い意味もなにも帰る家がないんだから、それはホームレスそのものなのッ!

 40代の女性が夜食の買い出しにネットカフェから出てきた。「今、仕事は探してないの。きっとできないんじゃないかと思うと…」。かつては事務をしていたがこの10年間、精神障害で仕事に就いていない。月約10万円の障害年金が生活の糧だ。申請時は「妹の家に同居」と届けたが、いつまでも世話にはなれず、そこを出た。

 財布には小さく折り畳んだファストフード店のクーポン券がびっしり。手帳には毎日の食事代や電車代と一緒に、都内に暮らす親の名前が書き込まれていた。着替えなどは、1日300円のコインロッカーの中。「お金がなくなると荷物を出せない。こんな暮らしでは、選挙も遠い世界のことみたい」。うつろな目を向け、女性はネットカフェに戻っていった。

 そうそう、自分にはもう仕事、できないんじゃねぇかと、俺も思うもんね。月10万の年金かぁ。連日ネットカフェだと結構つらい金額だよなぁ。女性じゃ野宿ってわけにもゆかねぇし、これはたいへんだぜ……

 ファストフード店のクーポン券、わかるわかるぅッ! 俺もおなじクーポンをたくさんもらってきてさ、安いヤツだけ切り取って束にして持ってたよな。最近のマクドナルドはクーポン出さねぇなぁ。どうしたんだろ?

 コインロッカー、お金がなくなるとおしまいなんだよね。実は俺、今年のはじめごろに荷物を出せなくなって、結局持ってかれちゃって処分されちゃったからね。もう、家から持ち出した最後の最後という大事な荷物もなくなっちゃってさ。路上で勉強したカウンセリングのノートの束なんかも持ってかれちゃって、生活用具もほとんどぜ~んぶだ。なんか今はバッグひとつしかないの。ムチャクチャ。笑うしかねぇよ。笑うしか。

 居場所の定まらない不安定な生活は、1票を行使する権利すら奪う。後閑さんは言う。「働く能力のある人がつぶされている。セーフティーネットからこぼれ落ちて、1日働いても安定した住居に眠るだけの収入を得られないのは、就労政策が無策である証しだ」

 就労政策に問題があるからまず就労状況を、ではなくて、まず住居から手を打つべきなんだっての。問題Aの結果、問題Bが起こっている。だからAをなんとか……ではなくて、まずBをなんとかするんだってのよ。生活の拠点を基礎に置いて考えるんだよ。順番を逆にするんだよ。頭を切り替えろってのよ、オタンコ司法書士。てめー、聞いてるかよ?

『貧困に取り組まぬ政治家いらない』 あす集会
 派遣労働者や多重債務者、障害者、野宿者らの自立支援に取り組む「反貧困ネットワーク準備会」は七月一日午後一時半から、東京・永田町の社会文化会館で「もうガマンできない! 広がる貧困-人間らしい暮らしを求めてつながろう」と題した集会を開く。

 「<貧困>問題に取り組まない政治家はいらない」を合言葉に、年金生活者と生活保護受給者、正規労働者と非正規労働者-といった立場の違いを超えて貧困の問題について話し合う。参加費五百円。問い合わせは湯浅誠さん=電080(3022)4422=へ。

 参加費500円ッ!? 交通費と合わせたら1,000円超えるじゃねぇかッ! そんな金、ふつう出せるわきゃねぇだろッ!? なんで金のかかるやり方すんの? 湯浅さんて「もやい」の湯浅さんだろ? この人、なーんもわかってねぇなぁ。これじゃ、ほんとうにピーピーしてる連中は参加できねぇ。当事者が投票できねぇ選挙とおなじじゃねぇか。これだからNPOの奴らはダメなんだよなぁ……

スポンサーリンク