数ヶ月前にフリーマーケットのガラクタ箱で、壊れた携帯を見つけた。水没したとかで画面も表示されないポンコツだったが、分解して適当にいじくっているうちにディスプレイが表示されるようになった。
むろん、電話としては役に立たないのだけれど、カメラが使えた。しかし、撮った写真をパソコンに転送する方法がわからなかったが、それがようやく転送できるようになった。130万画素、オートフォーカスなしというシロモノだし、なによりカメラマンの腕が悪いのでロクな写真をお届けできないが、まぁこれもなにかの彩りだと思ってもらえれば。
この写真は冬まっただなかである1月31日の深夜、とある場所で寒さを逃れて眠る人々を収めたもの。全部で5人写っているが、いちばん左で起きているオヤジ以外は全員が常連で、いつもここで寝ていた。主にまだ若い男たちだが、ホームレスかどうかまではわからなかった。とはいえ、状況が彼らはホームレスであるといっているのだが。ちなみに、現在はもう誰もいない。