嫌なニュースだねぇ。「野宿者自立支援のNPO法人が1億3千万円所得隠し」(5月15日付・朝日新聞)。
野宿生活者らの自立を支援するNPO法人「大東ネットワーク事業團」(大阪市西区)が大阪国税局の税務調査を受け、宿泊施設の利用料などを申告していなかったとして、05年12月期までの3年間で計約1億3000万円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。追徴税額は重加算税などを含めて約4800万円で、同ネットはすでに全額を納付したという。
関係者によると、同ネットはホームレスや身体障害者、病弱な高齢者らを支援するため、大阪、兵庫両府県で11カ所の宿泊施設を運営。月約4万2000円の入居費や食費・生活雑貨費月約4万円を入居者から集めているが、この収入を02年の設立以降、指摘を受けるまで申告していなかったという。
NPO法人は税法上、「公益法人等」に分類され、33種の収益事業に限って課税される。国税局は施設運営が「不動産貸付業」にあたるとみて、経費を差し引いた分を所得と認定したとみられる。同ネット理事長は「収益事業とは思わず、税務申告に関する認識を誤っていた」と話している。
ちょっと聞いたことがないNPOなのでどういうのか知らんけども、申告漏れではなく所得隠しと報じられているのだから、これはどうなんだろ、いずれにせよあまり具合のよろしい話ではないのだろうねぇ。すぐに払えちゃうんだから、意外とお金はあるんだねぇ。42,000円の入居費だのなんだのってのは、なんか取るものはしっかり取ってるんだなという気はしたけど。
逆に、大阪行政に特有の「ホームレスいじめ」の一環、という見方もできるわけだけど、そっちの可能性はないのかな。