長居公園でのホームレステント強制撤去

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毎日新聞の「強制撤去:長居公園の野宿者テントなど 大阪市」で触れられているとおり、大阪の長居公園でホームレスのテントが行政代執行によって強制撤去されたようである。8月に開かれる世界陸上大阪大会に備えての公園整備が理由だが、行政代執行による強制撤去はほとんど年中行事のようになっているから、あぁまたか、というのが率直な感想だ。

いつも思うのだけれども、行政代執行に至るまでのあいだにどうして問題を解決しないのだろう。行政とホームレス、あるいは支援者は、なぜいつも「対立」という構図を作ってしまうのか。そこがどうしても理解できない。

彼らはまるで仇同士のようである。互いを敵とみなし、まるで「闘う」ことが目的となっているかのようにさえ見える。自分の勝ちイコール相手の負けだといわんばかりで、相手をマイナスにしてみずからをプラスにする「ゼロサム・ゲーム」に終始する。

どこか寒々しい思いがするのは、ぼくだけではあるまい。

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