ニートの話題は一段落したものと思っていたが、その矢先にまたニュースとくる。
まずは産経が『「ニート」増加に危機感 日本経団連』と題し、
日本経団連が14日発表した経営労働政策委員会報告は、若年者の雇用問題について「技術・技能を持たない若年者の増加は将来の日本全体の競争力低下をもたらしかねない」とし、若年無業者「ニート」の増加に危機感を示した。
と報じれば、読売は『学力低下の日本の子ども、「ニート予備軍拡大」指摘も』という記事で、理数系科目では、日本の子供は宿題に費やす時間も短く勉強も楽しく感じていないという国際調査の結果を受けて、
フリーターでも食べていける時代のため、勉強に価値を見いださないニート予備軍が増えている。学校も親も、体育でも美術でもいいので、子どもに頑張る目標を与えることが重要だ
との東京成徳大子ども学部長・深谷昌志教授のコメントを載せている。またしてもニート花盛りとなったわけだけれども、「★最近めっきり見ないねーー!!」の『学力低下の日本の子ども、「ニート予備軍拡大」?』では、
どんどん話が大きくなってきました。変な機会に使われなければいいですけどね
と、拡大傾向を示すニートの話題に若干の懸念を示している。また「picopandaのブログ」では『専門家の現状認識にはずれがあると思います。』と題して、
こうした問題は、自律を阻害し、親―学校―国家というものによる他律に従うことを慫慂する「教育」が継続し来たったことがもたらす当然の「成果」だと思います。
との見解。「まんがめがむんど [ news ] 館」は、そのものズバリ『ニートでいいじゃん!』といい、
そんなにがんばらせてどうする? 全員が手をつないでゴールさせるカケッコになんて夢中になれるガキがいるわけないだろう?
と鋭くツッコんでいる。ちょっとおもしろいのは「無職生活ヾ( ・x・)ノ」の『[ニュース]学力低下とニート予備軍』で、ゲームをするとき攻略本を見るいとこの例を挙げ、
ゲームの続きが分からないと『安心してプレイ出来ない』のでしょう。小さな子どもが同じ物語を繰り返し繰り返し聞きたがるのは、物語の先が分かっているので安心して聞くことが出来るという心理があると言います。今の若者(の一部@ニート予備軍と言われる若者)はまさにその小さな子どもと同じ状況にあるのではないでしょうか(・ω・)?
という指摘。先がわからない不安を攻略本が埋めてくれるということらしい。しかし、するてぇと先のわからないミステリ小説なんぞはどうやって読むのだろうか? ちょいと興味がわく。
そんなわけで、今回はいろいろな意見をご紹介させていただくのみで仕舞いとしたい。