攻める能力、護る能力

スポンサーリンク

 介護職はご利用者さんの幸せをサポートする仕事ですから、笑顔で前向き、温厚で柔和であることなどが必要で、これらは批判や非難といった行為とは対極にあります。声高に叫んだり、舌鋒鋭く切り込んだりする「攻める能力」は、むしろマイナス因子になるんですね。

 反貧困や生活保護基準引き下げ反対運動などの社会活動と介護の仕事は、必要な能力がまったく逆で、相性の悪さを感じていました。こうした活動に介護職の人が少ないことの一因なのかも知れません。

 よい介護には「護る能力」が必要で、批判や非難といった攻めの視点から離れる必要があって、そうした態度から日常的に遠ざかると「習い、性になる」ごとく、やがてそれ自体が苦手になってゆきます。むかしは得意だったけれど今は苦手、という感じ。

 組織に所属すると肩書きに縛られるので、今はどこにも所属せず、スタンドアローンでマイペース。つるまない、ということの大変さはホームレス時代に痛感していますが、苦手な活動で疲弊しないのでとても健康です。

関連記事

Watch me!(ウォッチミー!)  福祉とは関係のない、ふつうの職場で働くのは久方ぶりのことだった。この表現が奇妙なことはわかっている。しかしまた「世間」というものを改めて見渡すために、あえて使ってゆく。  さて、ふつうの職場で働く人たちは、福祉、とりわけ生活困窮者福祉――ということばがあるのかどうか知らないが――などとは無縁...
「ありがとう」と云われてみる  最近、SNSを使う若い人たちのあいだで「つながり孤独」なるものが問題になっているそうだ。  どこへ出掛けた、なにを食べた、なにを買ったなどのいわゆるリア充の報告に、「自分とはちがう生活の人」と孤独を感じる人。悩みを書いても返事のコメントは表面上の慰めだけで、本音を語れない人。「自分は誰からも...
【フォトレポート】シンポジウム《“低きに合わせる”のが、この国の生存権保障なのか? ~次に狙われる住...  2014年9月15日に東京駅前ビルで開催された、生活保護関連シンポジウム《“低きに合わせる”のが、この国の生存権保障なのか? ~次に狙われる住宅扶助基準と冬季加算の削減~》(主催:「STOP!生活保護基準引き下げアクション」「住まいの貧困に取り組むネットワーク」)のお手軽レポートです。 ...
【フォトレポート】水曜夕暮れ官邸前アクション(このまますすむと困っちゃう!!)...  2014年9月3日におこなわれた《水曜夕暮れ官邸前アクション(このまますすむと困っちゃう!!)》の写真です。当日は第2次安倍改造内閣の閣僚人事発表があり、参加者はその怒りの声を、次々と首相官邸にぶつけていました。  また、今回が最後のアクションと発表されていましたが、次回もこれまでどおり開催...
スポンサーリンク