攻める能力、護る能力

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 介護職はご利用者さんの幸せをサポートする仕事ですから、笑顔で前向き、温厚で柔和であることなどが必要で、これらは批判や非難といった行為とは対極にあります。声高に叫んだり、舌鋒鋭く切り込んだりする「攻める能力」は、むしろマイナス因子になるんですね。

 反貧困や生活保護基準引き下げ反対運動などの社会活動と介護の仕事は、必要な能力がまったく逆で、相性の悪さを感じていました。こうした活動に介護職の人が少ないことの一因なのかも知れません。

 よい介護には「護る能力」が必要で、批判や非難といった攻めの視点から離れる必要があって、そうした態度から日常的に遠ざかると「習い、性になる」ごとく、やがてそれ自体が苦手になってゆきます。むかしは得意だったけれど今は苦手、という感じ。

 組織に所属すると肩書きに縛られるので、今はどこにも所属せず、スタンドアローンでマイペース。つるまない、ということの大変さはホームレス時代に痛感していますが、苦手な活動で疲弊しないのでとても健康です。

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