写真で見るホームレス自立支援センター 生活編

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 前回につづき、ホームレス自立支援センターの一例を紹介します。写真は2011年の春に閉鎖された、川崎市の「富士見生活づくり支援ホーム」です。2008年から2009年の撮影です。

透かし ~ fujimi_4
 代表的な4人部屋の居室です。2段ベッドをひとりで使うわけではありません。上下とも人が寝ます。鉄パイプなので、かなり揺れます。壁はなくパーティションで、上部は素通しです。また、もちろん飲食禁止です。

透かし ~ fujimi_5
 トイレは公衆便所とおなじつくりで、真冬でもここを使います。ランドリーには、女性専用の洗濯機もあります。湯ぶねのある風呂は週末のみで、通常はシャワーです。これらの設備は施設に住んでいない、路上生活真っ只中の人たちも使います。

透かし ~ fujimi_6
 生活棟の照明は廊下にしかないので、日が暮れると居室ではなにもできません。そのため、夜になると居室から人影が消えるという、奇妙な状況が出現します。ベッドサイドの明かりだけが頼りですが、光が漏れるので、結局なにもできません。

透かし ~ fujimi_7
 予算240円の朝食(梅干しなし)と、同380円の夕食(梅干しあり)。このほかお昼には、予算300円のコンビニおにぎりがふたつ、支給されます。弁当は脂質でカロリーを稼いでいて、肉や魚などのたんぱく質が不足しており、健康上の理由で不評でした。

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