国にホームレス問題対策を期待?

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柳本顕(やなぎもとあきら)さんは、なんと大阪市会議員である。氏のブログによれば『ホームレス勉強会』を開かれたそうだ。都市部に集中するホームレス対策は自治体だけでは限界があり、国が責任を持って施策をおこなうべきであるという。

財政的な問題もあるけれども、ある程度に全体を統括する必要はあるだろう。たとえば神奈川県の場合なぞ、県・市町村連絡会議なんてものがあるのだが、全県中7割を占めるホームレスを有する横浜・川崎両市は、なんとこの会議に参加していないのだ。ここへきてようやく両市を取り込んで全県的にホームレス対策に乗り出すという話があるのだけれども、自治体内でさえこの連絡の悪さなのだから、国を相手ではなにをかいわんやである。「独自のノウハウ」などといえば聞こえはよいが、要するにみんなてんでバラバラ、好き勝手にやっていたに過ぎないわけだ。

東京なども石原都知事のツルのひと声、これまた独自にホームレス地域生活移行支援事業などというものを始めたので、隣接都市ごとに施策がちがって、ホームレスはあっちへウロウロこっちへウロウロ。きめの細かいことは抜きにしても、やはりおおもとがしっかり締めてくれないと、川崎なんぞはいきあたりばったりの姑息(その場しのぎ)な施策で税金を無駄遣いしているので、早くなんとかしてほしいと思うが、しかし国に期待できるかというと、そりゃもうほとんどまったく全然期待できそうもない。ヤレヤレ……

どうでもよいが、現役のホームレスからトラックバックされた議員さんは、おそらく柳本さんが日本初ではなかろうか? なんだかよくわからないが、すごい時代になってきた。

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