ホームレスとは、なにかを諦めること

スポンサーリンク

ホームレスとは、なにかを諦めること。

それは、家族と作る幸せな家庭かも知れない。
充実した仕事をこなすことかも知れない。
毎日を笑顔で楽しく過ごすことかも知れない。

仕事での成功や社会的な地位、名誉などといったものではない。
誰しもが目指し、そうして簡単にできると思っていること。
平凡に生きること。

屋根のある家に住み、
つらくも楽しくもある仕事でそれなりの収入を得て、
ゴタゴタしながらも大切な家族を持ち、
ときに友人たちと楽しく語らい、
ときに好きな趣味に没頭し、
そうして少しずつ老いさらばえてゆく。

平凡に生きること。
ホームレスとは、平凡に生きることさえ諦めることである。
それは、愛さえ諦めること。

ホームレスとは、なにかを諦めることである。
人生に、生きてゆくために必要ななにかを諦めること。
それがホームレスというものだ。

関連記事

The Long Goodbye 「The Long Goodbye」とは邦題を『長いお別れ』という、レイモンド・チャンドラーの手になる探偵小説のタイトルである。すでにお知らせしたようにブログの終了に伴い、その名にかこつけて書き残したことをいつもの減らず口で最後に。 ***  なぜホームレスなんだ? というご質問が多かっ...
イジメ はっきりと、そして急速に、気力の喪失を感じている。ここのところ調子がよくなりつつあったので、それがよりいっそう際立つ感じだ。今、こうやってキーボードを打つのさえ、たいへんに面倒くさく億劫である。ロダンの「考える人」のポーズをとっていろといわれたら、死ぬまでその姿勢のままでいられると思う。 ...
起き抜けの景色  眼を開けると茂った木々の向こうに青空が見えた。しばらくぼんやりしてから公園の硬いベンチの上、えいやッと身体を起こす。雨が過ぎ去って、今日は暑くなりそうな予感がする。どこか日陰を探そう。  ホームレスになりたてのころ、眼を覚ましてすぐには、自分の居場所がわからないことが多かった。見慣れぬ高い天...
ホテルに泊まる  ホームレスのぶんざいで申し訳ないのだけれど、ホテルにきている。この時季、都会のホテルは安い。シティホテル並みのビジネスホテルが並みのビジネスホテル並みの格安料金並みで泊まれる……という説明でわかってもらえるかどうかわからないのだけれど、少なくともぼくにとっては極上の贅沢であることにはちがいない...
スポンサーリンク