眠りを拒絶するベンチ(その4)

スポンサーリンク

TS350352

 川崎の住宅地のど真ん中にある、ごくちいさな公園。1本の植木をぐるり囲む丸いベンチにも、眠りを拒絶するパイプが容赦なく張り巡らされている。もっとも、ここは三方が住宅に取り囲まれているうえに非常に狭いので、ホームレスが寝るにはあまりにも不適切な場所である。当然、ホームレスはこのような場所にはやってこないから、このベンチの仕掛けも無意味、無駄である。付けた人間はバカといってよい。

関連記事

「武州無宿・健次郎のブログ」として... ホームレスに関する数値やデータや生態……。人々が知らずにいて、知ることで知識が得られるだけの、実用書みたいな「情報」。そういうものから離れたいと思いはじめてからしばらく経つ。そのせいか、最近ようやく「ホームレスのブログ」ではなく、「武州無宿・健次郎のブログ」になりつつあるような気がしている。 誰が書...
なまってます ふだん、ネットカフェにこられない夜間は寝ずに起きているのだけれど、ここのところ外で過ごす日が多いので、やむなくむかしのように寝ることにした。もちろん公園のベンチだ。日中は汗ばむ陽気なのに、これが夜半になるとやけに冷え込む。もってせいぜい3時間ぐらいが関の山である。 とはいえ、隣のベンチでいびきを...
拝啓 ありがとうございます 感謝、ということが苦手だ。ありがとうございます、感謝しています、毎度あり、どうも、サンキュー、ダンケシェン……。ことばにしてしまえばそれだけのことだけれど、胸の奥底から突き上げてきたものが口をついて溢れ出るための、本来その胸の奥に燃えたぎっているべきものが、ない。にもかかわらず、ぼくは平然といってし...
ホームレスとは、なにかを諦めること... ホームレスとは、なにかを諦めること。 それは、家族と作る幸せな家庭かも知れない。 充実した仕事をこなすことかも知れない。 毎日を笑顔で楽しく過ごすことかも知れない。 仕事での成功や社会的な地位、名誉などといったものではない。 誰しもが目指し、そうして簡単にできると思っていること。 平凡に生きるこ...
スポンサーリンク