なんだかぼんやり。

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なんだか近ごろは、気がつくとぼんやりしている。歩きながらぼんやり、道端に座り込んでぼんやり、図書館でぼんやり、マックでぼんやり、ネットカフェでぼんやり。気力が停滞している。半年ぐらい前は、しばらくぶりに気力回復かと思えたが、再び立ち止まってしまっている。というか、元に戻ってしまった。

感覚的に、現実が現実として認識できていない。どこか夢を見ているようでもある。むろん、それは悪夢だ。なにか現実が遠くに離れてあるようだ。眼の前にない。決して手の届かない場所にある感じ。現実から遊離しはじめているのかも知れない。夢遊しているのか。

ひとくちに気力がないというが、これはどういうことか。まず、集中力がない。最近は本も読めない。字面を追っていても内容が頭に入ってこない。気がつくとぼうっとしてほかのことを考えている。集中の逆で、意識が拡散している。意識が薄っぺらにのばされて、あたり一面に濃淡なく広がってしまっている。

いつも眠い。気がつくと眠い。今も眠い。やらなきゃいけないことがあるのに眠い。

いつもバカ。気がつくとバカ。今もバカ。

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