だいじょうぶ

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前なんか向かない うしろだって振り返らない
上なんか見上げない 下だって見下ろさない
静かに眼を閉じて闇の道 ただ歩いてゆけばいい

肩の荷なんか降ろさなくたって
背中の鎖 断ち切らなくたって
つながれた過去すべて ちからいっぱい引きずって
こころのかけら詰まったバッグ抱え ただ歩いてゆけばいい

リセットなんて できるはずない
忘れたなんて いえるわけない
過去は過去 だけど今ここにある
ときが過ぎても 景色がちがっても
気持ちはいつでもよみがえる

明るく元気に前向きなんて どこのアイツがいったんだろう
そんな生き方できるほど 器用じゃないし 柄でもない
苦しみ 哀しみ やさしく抱き締めなかったら
傷ついてる気持ち どうして知るのだろう
傷ついてる彼ら どうやって癒すのだろう

あなたの重荷 ぼくは背負えない
あなたの哀しみ ぼくはわからない
あなたのちからになれないから
せめてあなたの隣 ただ並んで歩くよ

自分ひとりだけだと思ってないかい
もう誰ひとりいないと思ってないかい
立ち止まって見渡してごらん
どこかにぼくがいるはずさ

自由にしてればいいじゃない
好きにやったらいいじゃない
アイツの眼なんか気にせずに
自分の気持ちだけ 自分のこころだけ
なぞって 寄り添って

強く優しく美しくなんて どこのアイツがいったんだろう
そんな姿で生きられるほど 器用じゃないし 柄でもない
弱さや醜さ 思い切り抱き締めなかったら
傷ついてる気持ち どうして知るのだろう
傷ついてる彼ら どうやって癒すのだろう

弱くたっていいじゃない
醜くたっていいじゃない
傷ついてる苦しみ 両手でやさしく抱き締めて
そのちいさな耳元に そっとささやいてあげて

オーケイ あなたはきっとだいじょうぶ
オーケイ ぼくもきっとだいじょうぶ

なみだ 流しつづけていいじゃない
嗚咽 もらしつづけていいじゃない
傷ついてる哀しみ 両手で思い切り抱き締めて
そのちいさなくちびるで そっとささやいてあげて

オーケイ あなたは絶対だいじょうぶ
オーケイ ぼくも絶対だいじょうぶ

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