あなたのこころ。

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誰かのそばに最後まで付き添ってやりたい、という気持ちは常にある。ひとりぽつねんとして、うずくまって在るこころ。誰も気づかずにただ通り過ぎてゆくだけのこころ。誰かが気づいたとしてもやがて離れていってしまうだけのこころに、最後まで付き合ってやりたい気持ちはある。もう誰もいなくなっても、俺だけは最後まで付き合ってやりたい。

俺はなにもしない。でも、誰も気づかないあなたに気がつくだろう。誰も眼を留めないあなたに眼を留めるだろう。だが、俺はなにもしない。ただ、気がついてやるだけのことしかしない。けれど、俺はあなたに気がついている。あなたのこころがそこにあることに気がついている。ほかの誰も気がつかなくても、俺は気がついている。

つらくて苦しくて大暴れして手がつけられなくてみなが呆れてさじを投げて逃げ出しても、俺だけは最後まで残りたい。みながやるだけのことはやったんだからもういいだろうといって諦めて去っていってしまっても、俺だけは最後まで去らない。みながもうあんな奴は放っておけといって見捨ててしまっても、俺だけは最後まで見捨てない。

俺はなにもしない。けれど、最後まであなたを見守っていよう。安心してそこにいるがいい。安心して泣き、叫び、わめき、そして傷つくがいい。あなたのこころ。

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