持たざるものは分かち合えず

スポンサーリンク

 ここのところシェアとか分かち合いということを考えていて、それだからたとえば「「東京ホームレス」ウォッチ」では「幸せとは人と分かち合うものであるようだ」なんて書いたのだが、なにかぼく自身がやるぶんには気持ちがついてゆかず、幸せや愛や優しさや安らぎや明るさや元気さといったポジティブなエネルギーを分かち合うことができなくて、このブログのトピックも気がつけばいつものネガティブに流れてしまい、ポジティブなものをシェアできない自分に苛立っていた。

 なんでなんだろう? なんでぼくはそうできないんだろう? 多くの人たちができるのに、なぜ自分にはそういう大切なことができないんだ? 例によって自分を責め立てるループの入り口にいて、けれど突然に気がついた。

 ぼくは今、まったく幸せじゃなかったんである。

 自分のどこをどう探っても、幸せなどという気持ちは出てこない。幸せに満たされた充実感あふれる気持ちなど、どこをどう掘り返したって見つからない。出てくるのはみな、砕け散ったガラスの破片ばかりだ。それだから、ぼくの手はいつも血まみれなのだ。持たざるものを分かち合うことはできない。あたりまえの話だったんである。

 なんだ、そうだったのか。持ってないんじゃ払えない。ま、ツケといてくれ。

関連記事

火事場のホームレス 火事場の馬鹿力、とは、 「これ以上ちからを出すとケガするかも」 という限度を超えたときに発揮されるんだそうである。ふつうはリミッターみたいなのが働いて、そこまではいかないんだとか。スポーツ選手はこのリミッターを外すらしい。それで超人的な活躍をするそうな。 まちがっても超人的とはいわないけれど、このブ...
「ミッドナイト・ホームレス・ブルー」開設3周年...  おそらくどなたも気づかなかっただろうが、過ぎ去りし先日6月10日で、「ミッドナイト・ホームレス・ブルー」は開設3周年を迎えた。よくもまぁ3年もつづいたものだと我ながらブッタマゲる。過ぎてしまえばあっという間……などということはまったくなく、狂ったようにひたすら書きつづけてきたことの積み重ね...
勝つことだけを信じて 書店を眺めたりインターネットを歩いていると、近ごろやたらと眼につくことばがある。特定の単語というよりも、ひとつの方向を指し示すキーワードの群れだ。それは「金持ちナントカになる法則」だの「ここがちがう成功者のナントカ」だの「絶対に勝つためのナントカ」だの、そういった一連のことばの群れである。こうしたも...
歩道橋でひと休み  5月22日の午後に撮影。歩道橋というか、街道にのぼる階段の途中で寝ている人。ホームレスかどうかはわからない。よく見ると、顔にタオルをかけている。ジョギングかなにかの途中だったのかも知れない。  撮影時にはたまたま誰もいなかったのだけれど、この階段をさまざまな人たちが通り過ぎていった。ほとんど...
スポンサーリンク