マック難民とファミレス難民

スポンサーリンク

 ネットカフェ難民という呼び方はすでに定着しつつあるようだが、そんな中で新たな難民が発見されたらしい。「コーヒー1杯で「宿泊」 「マック難民」が急増」(3月30日付livedoorニュース)が報じた。

「マック難民」という言葉が誕生した。ハンバーガーショップ「マクドナルド」の24時間営業店舗に「寝泊り」する人々のことで、多くは日雇い労働者風男性だが、高校生などの若年者もいる。「アパートが借りられずマンガ喫茶に寝泊りしていた人達が、単価の安いマックへ移った」という背景もあるらしい。マクドナルドも対応に困っている。店舗が24時間営業に変ってから、増え続ける。

「マック難民」なることばが誕生したかどうかはさておき(苦笑)、100円で暑さ寒さをしのげる「100円マック」の登場以来、マクドナルドがホームレスにとって使いやすい店になったのはたしかである。それゆえ「ホームレスとの接し方」でも、プレゼントにマックの商品券を挙げているのだ。

 それが24時間営業ともなれば、利用するホームレスが激増するのは当然だ。ぼくも使うことがあるが、いつ行っても顔ぶれはおなじである。たいがいは店員が巡回し、寝ている者を起こしてまわる。その間隙を突いて仮眠を取るわけだ。中には、商品を買わずに眠りにくるだけのつわものさえいるのだッ!

 とはいうものの、深更には清掃だといって2~3時間、客席を閉鎖してしまう店舗が多いから、寝る目的のためには、実はマックは使いづらい。それならばむしろファミリーレストランのほうがよいのだ。

 ファミレスは単価が高くなるが、それでも飲み放題のドリンクバーが200~300円程度であるし、寝ている客を起こすかどうかはあくまでも店舗による。ぼくが路上に堕ちたてのころに使っていたファミレスには、ソファに横になって寝ていても注意されないという、とんでもない店もあった。一度、常連のオヤジが床に寝ていたことがあって、さすがにそれは注意されていたけれども、店によっては非常にゆるいところもある。彼らはさしずめ「ファミレス難民」とでも呼ぶべきか。

 ちなみに「SADa-Tのニュース」の「あ、そういうことか。」では、「コンビニ難民」の出現さえ予言している。というか、何軒ものコンビニを渡り歩きながら夜を明かすホームレスはいるので、すでに存在しているというべきかも知れない。

関連記事

ネットカフェ難民のサロン 「僕はまいにち、「なにか」をさがして・・・」の松岡秀明さんが、ネットカフェに寝泊りしながら仕事をしているいわゆる「ネットカフェ難民」(ネットカフェワーカー、ネットカフェホームレス)のためのサロンをmixi内に開設している。  ほかにもいくつかコミュニティはあるようだが、ここでは「この生活の「最大の...
ネットカフェ難民報道(プレミアA)  メディアが騒ぐとこのブログの訪問者が増えるのですぐにわかるのだが、7月15日の「プレミアA」とかいう番組では、またぞろネットカフェ難民の特集を組んでいたそうである。見ていないので内容はよくわからないけれど、特定の取材対象者を追い込んでいったものらしい。  いくつかのブログでこの番組を取り...
ネットカフェ難民報道(スーパーJチャンネル)...  4月12日放送のテレビ朝日「スーパーJチャンネル」で、ネットカフェ難民の特集があったらしい。「フィギュア萌え族(仮)犯行説問題ブログ版・サブカル叩き報道を追う」によれば、以前に評論家の大谷昭宏がメチャクチャな若者バッシングをしていた他番組のビデオを使いまわし、新たに映像を加え編集して、なにやら論調...
「ネットカフェ難民 「しんどい」と訴える妊婦まで」... 釜ケ崎支援機構が大阪市の委託でおこなった調査を「<ネットカフェ難民>「しんどい」と訴える妊婦まで 100人の実態調査」(毎日新聞・2008/05/22)より。 ◇妊娠「部屋を借りたい。しんどいよ」  30代前半の女性は派遣会社に登録し、午前8時から午後5時15分まで働く。時給800円。高校卒...
スポンサーリンク