進め、健次郎ッ!

スポンサーリンク

さ、そろそろ涙も枯れ果てたかな。酒を呑むのも終わり、断食も終わり。

最近のトピックで書いてきた俺に対する批判は、そのほとんどが実際にはいわれたことのない批判である。大半は俺が俺自身に向けた、俺自身が作り出した批判なのだ。そうして俺は自分を責め、自身を奈落の底へと突き落としてゆく。が、今はそれでよい。「今の」俺自身を受け容れてゆくためにはそうすることが必要で、そうして初めて「今の」俺が変化できるのだから。

過去と他人は変えられない、変えられるのは自分だけ。俺は自分を変えることで他人を変えてゆく。それが自然の原理であることを知っている。自然には誰も逆らえない。いや、逆らうことはできる。しかし、その結果の責任を負うことになる。分離すれば対立を生み、それは最終的に常に破壊という状況を生む。そいつは歴史が証明している。だから、俺は他人を変えるのではなく、自分を変えてゆく道を進むんだ。

俺は「流れ」を読む。「流れ」を作り出す。流れに逆らった者がどうなるかを知っている。スポーツだろうとギャンブルだろうと人間関係だろうと市民運動だろうと、そして人生だろうと、その原則は変わらない。流れに逆らって勝利する者はいない。だから、俺は自分の流れを作り出し、そいつに乗って進むんだ。

進め、健次郎。帆を高く掲げて進め。みずから流れを作り出し、流れに乗って進め。

進め、健次郎ッ!

関連記事

さよならスポルディング  ずいぶんと長いこと馴染んできたスポルディングのスニーカーが、いよいよオシャカになった。汚れて臭いのはまだしも、穴ぼこがあちこちに開いて、雨の日にはそこから水が入り込んできてしまう。うっかり水溜りなどを踏んだら靴下が一気にずぶ濡れてしまい、一巻の終わりである。底なども擦り減って、ないに等しいから...
眠りを拒絶するベンチ(その1)  岡本太郎の作品に「座ることを拒否する椅子」というものがあって、川崎市市民ミュージアムにも所蔵されているが、これは座面にいろいろなものが彫られていて、平らでもなく柔らかくもなく、およそ座り心地のよい椅子ではない。がしかし、これは芸術だからそれでよい。  写真は同館の玄関脇にあるベンチ。むろん岡...
からっぽの段ボール箱 Home Bound浜田省吾 SE 1999-09-29Amazonで詳しく見る by G-Tools 悲しみ果てしなく 風は夜ごと冷たく 人は去り人はくる でも気づけば 道しるべもない道にひとり (家路/浜田省吾) 東京は一時の陽気がすっかり影を潜め、連日、震えあがるような冷たい雨模様が...
ホームレス列伝(2)  みんながささっと夕食を済ませてさっぱりとシャワーを浴び、一服つけてさぁボチボチ横になろうかという時分だった。ぼくはベッドにも向かわずに、今や唯一の住まいとなったホームレス施設のベンチに未だうずくまっていた。  砂利を踏む湿った音に顔を上げた。痩せた青い顔が闇に浮かぶ。Aちゃんだ。 「隣、い...
スポンサーリンク