永遠の凍土に埋まれ

スポンサーリンク

停滞しはじめた自分の精神に嫌気がさす。急斜面から滑落し、セルフビレイ一本でかろうじて宙にぶら下がっている。もがいてもあがいてもなんの取っ掛かりもなく、吹きつける寒風の中をただ漂っている。ぶら~り、ぶらんぶらん。

切ってしまえ、とさえ思う。なんだってこの岩山を登ろうというのか。もはや理由さえ定かではない。ザイルなんか切って落ちてしまえ。落ちて凍土の中に埋まれ。すべて凍らせて、永遠のときの中に封じてしまえ。

関連記事

眠りを拒絶するベンチ(その1)  岡本太郎の作品に「座ることを拒否する椅子」というものがあって、川崎市市民ミュージアムにも所蔵されているが、これは座面にいろいろなものが彫られていて、平らでもなく柔らかくもなく、およそ座り心地のよい椅子ではない。がしかし、これは芸術だからそれでよい。  写真は同館の玄関脇にあるベンチ。むろん岡...
早過ぎたホームレス Side A 調べたいことがあってネットで検索するとこのブログがヒットした。むかしの記事のようだったが、ぼくは書いた記憶がないので誰かのコメントにちがいない。クリックすると、案の定、とある記事のコメント欄へと飛んだ。 専門家なのだろう。感情的になりがちな話題をやや難解ながら筋道のとおった論理的な解説...
お仕事 心配してくださるのだろう。最近になって時折、お仕事のお誘いを受けることがある。うちの会社で働きませんか、というものがほとんどだ。ぼくのような人間に対して、とてもありがたいことである。感謝に堪えない。感謝に堪えないが、みな、お断りしている。正確には、ご返事を差し上げていない。 理由はさまざまだけれ...
ホームレスを整理ポストへ 人生にはよいことも悪いこともある、というのが一般的な見解で、だから「禍福はあざなえる縄の如し」なんてむかしの人はいったのだが、おそらくこういうことばは気休めから出てきたのだろう。 実際には、個人によって大きなばらつきがあるものだ。よいことが多くつづく人と、悪いことばかり重なる奴がいる。もちろん、ぼく...
スポンサーリンク