ホームレス支援施設よりもまず職員?

スポンサーリンク

木村燈路さんという方は大学で福祉関係の勉強をされてらっしゃるようで、そのブログ「ひつじ」中の記事『ボランティア、そのあとボランティア。』では、ホームレスへのボランティア体験を語っているが、なかでも、

ソーシャルワークの専門性は、例えば「障害者」の「障害」に関わるのであって、「者」に関わるのは、ボランティアでよいと聞いたことがあったが、ホームレスの方にとっては、施策でも個別的にアセスメントするしくみがまだ遅れている。個別的にゆっくりと関わることができない。

とのくだりは、なにかホームレス問題の本質を突いているようにも思える。わたしは福祉にうといので、ソーシャルワークうんぬんについてはよくわからないが、ホームレス一人ひとりとじっくり向き合ってこころ通わせ、その精神的な支えのごとき存在としての専門家について語っているのだとしたら、それはもう圧倒的に不足しているのだろうと思う。

いや、ボランティアがどれだけいるのか知らないけれども、そのボランティアでさえ絶対的に数が少ないのであろう。 だから、行政がホームレス支援施設だけ作って、さァ後は勝手に使え、ではダメなんだといういつもの話になってしまうのだが、はっきりいって、施設よりまず専門家を増やしてきめ細かく対応したほうが、よほど成果が出るのではないかと思うのだが、どんなものだろうか?

関連記事

NPOが来月結成 ホームレス支援全国組織... 古い記事で恐縮だが、5月1日付の東京新聞が「NPOが来月結成 ホームレス支援全国組織」と報じた。  ホームレス支援に取り組む各地の特定非営利活動法人(NPO法人)などが、全国規模のネットワーク組織を六月に発足させることを決めた。  支援団体は別々に活動してきたが、多様化するホームレス問題に対...
山谷の労働者にパソコン講習 13日の朝日新聞・夕刊だと思うのだが、「城北労働・福祉センター」が、山谷の主にドヤ暮らしの労働者にパソコン講習をおこなっているという記事。といっても専門職に育てるつもりはなく、あくまでも必要最低限のスキル範囲内らしい。土木関係の求人が激減しているので、別の職種への取っ掛かりとしてということのようだ。...
ホームレスの大半が多重債務者? 9月28日付の東京新聞が「ホームレス 大半が多重債務者」と報じている。名古屋市にあるホームレス施設「笹島寮」の調査で、利用者の70%強が多重債務者だったという。同寮の生活指導員は「多重債務問題の取り組みなくしてホームレス問題の改善、解決はない」と訴えている。 この手の話は以前にどこかで聞いたナ。...
10万人のホームレス  新潟県中越地震はたいへんなことになっているようだ。当初はその規模や被害の報道が多かったように思うが、時間が経つにつれ、被災民の過酷な避難状況にメディアの焦点が移行しつつある。  以前『住まいは人権か』で阪神大震災の状況に触れたけれども、おなじようなことが新潟でも起こりつつあるように思う。...
スポンサーリンク